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自分の内なる男性性と女性性

読みました。とても勉強になりました。お勧めします。

文章を書くことが好きな私は、加藤由迦さんの本を参考にして、

文章ワークをしてみました。以下、わたしの女性性と男性性の文章化です。

生徒さんともしてみると、いろいろなことに気づかされて面白かったです。

わたしの男性性①

 見た目は、勇者である。

 居場所は平原。敵と味方が混在している。

勇気と知恵と体力があり、技術力は経験によって順調に伸びていっている。周りから信頼され、頼られ、それを誇らしく思っている。困難にあっても、対抗しあきらめずに戦う。自信があったりなかったりするが、自信の無さは決して見せない。困っている人を見捨てることなく、自分を犠牲にしてでも助けようとする。内面は実は臆病で不安を持っているが、努力している限り、それらの弱さに追いつかれることはないと思っている。仲間に対して信頼はしていても、助けを求めることができない。しかし、助けを求められれば、全力で応える。完全な満足感を感じたことがなく、常に何かしらの不足感を感じているが、それをどうしたらいいのか分からずにいる。自分自身に対する自己価値が不明で、周りからの反応をいつも気にしている。なのに、自分が皆の役に立っているかをはっきり聞くことも出来ない。だから、走り続けている。

わたしの女性性①

 見た目は、裸足で薄汚れた少女。

 居場所は鉄の扉で隔離された独房である。

服はところどころ破けていて、擦り切れたぼろである。俯いてはいないが、その目は虚ろである。体はリラックスしているように見えるが、無気力である。時々、走りだしたりして、その挙動は不安定である。笑うことはないが、時々歌を歌っていることがある。よく、独房の中を歩きながら口ずさんでいる。独房の中は、天井の裂け目から十分な光りが差しているが、午後は陰ってしまう。夜はパイプとマットレスだけのベッドの下にもぐって丸くなって寝ている。食事はあまり好きでないらしく、食べることが少ない。一日のうち、もっぱら天井を見て暮らしている。天井の裂け目からは、青空と雲が見えている。悲しそうな様子も、助けて欲しそうな様子もない。外に、何かを訴えることもない。何も変わらない日々に期待もなく、あきらめている。昔は友達がいたような気もするが、今では記憶もあいまいである。


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